糸我町西の真砂谷にあり、もと真砂寺と呼ばれ、かつては七堂伽藍もあったが衰退し、仁平年間(1151~3年)に再興したものです。古刹であるが現在は無住で本尊薬師如来座像(平安末期か鎌倉時代)や阿弥陀、観世音等の古色ある像を小堂に安置しています。また、市指定文化財の兜跋毘沙門天像(鎌倉時代)があります。境内にはアジサイや白い藤の木が植えられています。
アジサイ寺として親しまれている「仁平寺」では、6月上旬にアジサイの見頃を迎えます。 約1,000株のアジサイが境内に咲き誇ります。 地元の世話人会さんが育てており、鉢植えのアジサイや押花の展示なども行われます。