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有田みかん

有田市ではみかん栽培が盛んで、その歴史は約450年になる。
現在の有田市糸我町中番に紀州藩の委託を受けた伊藤孫右衛門が栽培を始めたのが起源と言われている。

有田みかんは、海と山と太陽の恵みを受け濃縮した甘みとコクが最大の特徴。

降水量が少なく、海からの温かな潮風で気候が温暖で、水はけが良く太陽の光が多く当たる山の急斜面畑などの好条件に恵まれた地で栽培されている。

10月から12月にかけて「みかん山」はオレンジ色一色に染まる。
地元の人たちが「有田剥き」と呼ぶ独自のみかんの皮の剥き方はこちら。
LINK:

https://www.instagram.com/p/CzoJXbtPJpn/

有田みかんの歴史

1521~1527年 接木が始まり蜜柑の木が殖やし育てられる。
1574年 伊藤孫右衛門が肥後八代より蜜柑の苗木を持ち帰ったと伝えられる。
1597~1614年 大阪、堺、伏見へ初めて蜜柑を積み出す。
1619年 堺の商人が紀州富田浦から250石積みの船を借り受け、江戸への海上交通を開く。
1632年 滝川原村の藤兵衛が初めて江戸に400寵の蜜柑を送ったと伝えられる。
1624~43年 蜜柑の出荷販売組織、蜜柑方が逐次生まれた。
1685年 紀伊国屋文左衛門が嵐をついて江戸に蜜柑を送ったと伝えられる。
1698年 紀州藩が「蜜柑御口銀」として蜜柑税を徴収。
1734年 中井甚兵衛「紀州蜜柑伝来記」を記す。
1813年 有田郡で温州蜜柑の栽培が始まる。
1876年 金屋の片畑源左衛門、夏蜜柑を山口県萩より導入。
1887年 有田郡の上山英一郎が北米に蜜柑を輸出。
1897年 朝鮮へ蜜柑を輸出。
1913年 田殿村大谷に試験場完成、新進気鋭の農学士朝倉金彦氏を場長に迎える。
1958年 有田市千田東地区で全国のみかん園では初めてのスプリンクラーによる共同かん水が始まる。

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